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茅野市の国道20号バイパスから一本入った道に、山下清の放浪美術館があります。

「ぼ、ぼ、ぼくは、、お、おにぎりが好きなんだな」の、あの山下清さん。ドラマで知ってる人も多いと思いますね。世代によっては、架空の人物と思っている人も多いんじゃないでしょうか。(ちゃんと実在していた人ですよ)

山下清さんは、諏訪の花火が大好きだったので、信州の諏訪地方にもたくさん訪れていたそうです。ここは、そんなゆかりもあって設立された美術館。当然ながら、絵画自体がかなり素晴らしいので、それだけでも十分見る価値があるのですが、ここの目玉は何と言っても、館内にいる解説員の方!

茅野はいろいろ面白いものや場所がありますが、正直イチバンオススメしたいスポットになりました。

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顔出しパネルや…

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大きなおにぎりが迎えてくれます

入場料800円を支払って館内へ入ります。
記念の品として、絵はがきを1枚プレゼントされました。

中に入ると、いきなり立派な花火の絵が登場するんですが、館内は撮影禁止。

※申し訳ないのですが、ここからは僕のつたないイラストで紹介していきます

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一般的な美術館と何ら変わりありません

山下清さんの絵は、全部温かみがあるし、なにより難しい感じがないのが良いですね。美術って時々、何が良いのか分わからなくなってきて、「きっと立派な額に入ってるから立派なんだろう」と、自分で思い込みながら見てしまうこともあります(すいません素人で…)。でも、山下清さんの絵(主にちぎり絵)は、とにかくわかりやすい。わかりやすい上で、素人でもその素晴らしさを感じられるからすごいです。

絵に力があるから、思わず引き込まれます。
そんな想いを抱きながら館内を回っていると。

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突然話しかけられました!

最後の展示コーナーに入ったとき、奥から女性が現れました。
そして「お時間ありますか? 少し解説をしたいのですが」と言われたのです。

平日ということもあってか、僕以外にお客さんはいません。
マンツーマンでの解説となりましたが、これがめちゃくちゃ面白い。

立て板に水とはこのことで、水が流れるように解説が僕の耳に降り掛かってきます。

「ちょっとこちらの絵をご覧下さい。この絵、お客様から見ると道が奥へ向かっているように見えますよね? でも、ちょっとこちらまで来て見てください。ほら、中央へ道が走っているでしょう。今のは道でしたが、今度はこちらをご覧下さい。これも先ほどと同じです。よーく見てくださいね・・・・」

と、ノンストップで解説が進んでいくんです。

しかも上手。
流暢。
噺家みたい。
嗚呼スバラシイ。

何度も何度も「へぇ〜」「あ、そうなんだ〜!」と感嘆しました。

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しかもスゴい長時間解説してくれる!

たぶんココで何万回と話しているから、『解説の文言』は体に染み付いているんだと思いますが、それにしてもすばらしかったです。途中、何度か「まだお時間ありますか?」と、こちらの都合を伺ってくれつつ(これ重要)、合計30分くらいはマンツーマンで解説してもらいました。

具体的なお話は、現場で聞いてもらった方が良いと思うので書きませんが、絵のテクニック的なことから、山下清さんの逸話や暮らしぶり。昔の新聞記事を使っての解説、半ば都市伝説的なことまで詳しく教えてくれるのです。

ただ長いだけの解説なら拒絶反応が出てしまいますが、この方の話には何度も「驚き」があるので聞いていて飽きません。古い時代の話なので、少々、“シモの話”も出てくるんですが、そこはとっても上品に話してくれるので、不快感もなくちょっとした笑い話として聞く事もできたり。

終わってみれば、山下清さんへの興味がどんどん増している自分に気がつきました。

これぞ、おもてなしの鑑!!
縄文博物館や、諏訪大社に比べると、ちょっと影の薄い美術館ですが、茅野に行ったら絶対に行くべきだと思いますし、何より観光に携わっている人は、この方の解説を一度聞いておいた方が良い。そのくらいスバラシイお時間を過ごさせていただきました。

▼放浪美術館公式ホームページ 山下清 美術館 貼り絵 作品 展示総数170余点


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